親が認知症かな?と感じた時にすべきこと

はじめに
「最近ちょっと様子が変かも…」
親の言動に違和感を覚えたとき、それが“年のせい”なのか“病気”なのか、自分では判断がつかないものです。
私も、最初は「疲れてるのかな?」「物忘れは誰にでもあるし」と軽く考えていました。
でも、明らかに違和感が続き、ある日「これは放っておいてはいけない」と思った瞬間がありました。
最初に確認したのは「日常の変化」
私が気づいたきっかけは、冷蔵庫に全く同じ惣菜が3つ入っていたことでした。
母は「安かったから」と言いましたが、買ったことも、食べたことも覚えていませんでした。
他にもこんな変化がありました:
- 食事の時間がわからなくなる
- 言葉の順番がちぐはぐになる
- お金の扱いにミスが出てくる
「ちょっとおかしいな」と感じたら、“記録をつける”ことが大事です。
家族は毎日見ている分、少しの変化に気づきにくくなります。
病院に行く前にやったこと
すぐ病院に連れて行くのは難しいと感じた私は、まず次の2つをしました:
- 日記形式で“できなかったこと”をメモ
- 市や町の地域包括支援センターに相談
家族だけで判断するのではなく、専門家の意見をもらうことで、冷静に状況を見られるようになりました。
「診断」がゴールではない
病院に行った結果、「軽度認知障害(MCI)」という診断を受けました。
最初はショックでしたが、早期に気づけたことで、生活の見直しや支援の準備ができたのは本当によかったと思っています。
まとめ
「なんとなく変だな」という直感は、きっと間違っていません。
ただ、それを一人で抱え込まず、誰かに相談して“可視化”していくことで、今後の道筋が見えてきます。
あなたやあなたの大切な人が、少しでも穏やかに過ごせますように。