自宅介護で本当に役立った!おすすめ便利グッズとサービスの活用術

自宅での介護は、家族の愛情が感じられる一方で、身体的・精神的な負担も大きいものです。私も母の介護を6年間続ける中で、本当に「これがあって助かった!」と実感した便利グッズや、生活の質を劇的に上げてくれたサービスが数多くありました。

この記事では、私の実体験に基づき、自宅介護を少しでも楽にし、要介護者の生活の質も高めるために、ぜひ活用してほしいおすすめの便利グッズと、それを支えるサービスについて、具体的な活用術と共にご紹介します。

1. 排泄ケアを楽にする便利グッズ

排泄の介助は、介護の中でも特に負担が大きい部分です。

  • ポータブルトイレ: 寝室の近くに設置することで、夜間の移動介助の負担を軽減できます。消臭機能付きや、椅子型でインテリアに馴染むデザインのものもあります。
    • 活用術: 夜間の安全確保と、介護者の睡眠時間の確保に直結しました。母も「トイレが近いから安心」と、精神的な負担が減ったようでした。
  • 使い捨て手袋・エプロン: 感染症予防と衛生管理のために必須です。
  • 消臭スプレー・消臭剤: 室内の空気を快適に保ち、介護者・要介護者双方の気分を良くします。
    • 活用術: 私はアロマの香りがする消臭スプレーを使い、気分転換も兼ねていました。

2. 入浴・清拭(せいしき)をサポートする便利グッズ

入浴は身体的負担が大きい一方で、清潔を保ち、気分転換にもなる大切な時間です。

  • シャワーチェア: 座って洗えるため、転倒リスクを減らし、安定して体を洗うことができます。
    • 活用術: 浴室に設置するだけで、格段に介助が楽になりました。介護保険でレンタルできるタイプもあります。
  • すべり止めマット: 浴室や脱衣所の転倒防止に必須です。
  • 身体拭きシート・清拭剤: 入浴が難しい時に体を清潔に保つための便利なアイテムです。
    • 活用術: 訪問入浴介護が難しい日や、軽い汚れの時に使いました。さっぱりして、母も気持ちよさそうでした。
  • 訪問入浴介護サービス: 自宅に浴槽を持参し、入浴介助をしてくれるサービス。
    • 活用術: 週に1〜2回利用していました。専門のスタッフが来てくれるので安心感があり、私自身も入浴介助の重労働から解放され、心身ともに休まる時間となりました。

3. 食事介助を快適にする便利グッズ

食事が困難になってきたときに役立つアイテムです。

  • とろみ剤: 食材に混ぜるだけで、とろみをつけることができ、誤嚥(ごえん)を防ぎます。
    • 活用術: 食事中にむせることが増えた母のために利用しました。様々な種類があるので、試して合うものを見つけるのがおすすめです。
  • 自助食器・スプーン: 持ちやすい工夫がされた食器や、口に運びやすい角度のスプーンなどがあります。
  • 介護食: 嚥下(えんげ)しやすい柔らかさや、栄養バランスを考慮した介護食の宅配サービスもあります。
    • 活用術: 食事の準備に時間をかけられない時に非常に助かりました。種類も豊富なので、飽きずに食べてもらえました。

4. 移動・移乗をサポートする便利グッズ

安全な移動は、転倒防止や介護者の腰痛予防にも繋がります。

  • 手すり: 廊下、トイレ、浴室など、必要な場所に取り付けることで、移動時の安定性が増します。
    • 活用術: 介護保険の住宅改修費の対象です。転倒リスクを減らし、母の自立を促す上で非常に効果的でした。
  • 車いす: 長距離の移動や、外出時に便利です。電動タイプや介助者用など様々です。
    • 活用術: 介護保険でレンタルできます。通院や散歩に大活躍でした。
  • 歩行器・杖: 安定した歩行をサポートします。
  • スライディングボード・シート: ベッドから車いすへの移乗など、体位変換や移乗を楽にするグッズです。

5. 介護者の負担を軽減するサービス活用術

グッズだけでなく、サービスを賢く利用することも重要です。

  • 福祉用具貸与・購入費の支給: 要介護認定を受けていれば、車いすや特殊寝台のレンタル、入浴補助用具などの購入費が介護保険から支給されます。ケアマネージャーに相談しましょう。
  • 住宅改修費の支給: 自宅に手すりをつけたり、段差をなくしたりする改修費用の一部が支給されます。これもケアマネージャーを通じて申請します。
  • 介護タクシー: 通院や外出時に、介護資格を持ったドライバーが介助してくれるサービスです。
    • 活用術: 公共交通機関の利用が難しい時に、本当に助かりました。
  • 家事代行サービス: 介護以外の家事をプロに任せることで、介護者の負担を大きく減らせます。
    • 活用術: 介護保険外のサービスですが、精神的なゆとりを得るために検討する価値は十分にあります。

まとめ

自宅介護を快適に続けるためには、様々な便利グッズやサービスを上手に活用することが鍵となります。介護保険で利用できるものも多いので、まずはケアマネージャーに相談し、あなたと要介護者の状況に合ったものを取り入れてみてください。

これらのアイテムやサービスが、あなたの介護生活の一助となることを願っています。

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